過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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83:名無しNIPPER[saga]
2018/12/02(日) 04:34:16.81 ID:iAmGxFo+0
 歌うのは大好きだったけれど、歌唱力が低レベル過ぎて泣けるヒナを
 彼女が泣け叫ぶレベルの指導で実力を向上させたのは――まあ、お互いに黒歴史。
 最近会ってないからわからないけれど、やられたらやり返す! 倍返しだ!
 とか言われたら、もう、どんな酷い目に遭うかわからない、
 魔法少女が敵役にやられたときみたいなことになるかも知れない、
 あ、もう、ダイヤモンドプリンセスワークスではそうなってたけど、あれは絢瀬絵里じゃない。

「うーん……成長する人間はすごいかもしれないけど
 アドバイスする人間はすごくなんかないわよ?」
「世の指導者全否定ですね」
「指導してお給料を貰っている人はまた違う世界があるんだろうけど、
 私みたいな素人が相手にできるアドバイスなんて、
 せいぜい一緒に頑張りましょうくらいなものよ?」
「姉にはなんて説明するんですそれ」

 私は朝日ちゃんの目を真っ直ぐに見られなかった。
 彼女の指摘に恥ずかしいやら、消したい過去を思い出すやら、
 一つも反論もできないし、言われたままの刑を受けるしか無いし。
 私がしどろもどろする様子を見て、多少気分も晴れたのか、
 朝日ちゃんは先ほどよりも和やかな雰囲気の笑みを浮かべて、

「私は、絵里さんみたいになりたいです」
「なれそうだから?」
「それもありますけど」

 ボケてみたら、それを上回る言葉のナイフで私の心はズタズタ。
 凹む私にコロコロと育ちの良さそうな小さな声で笑い、ハっとした。
 地声はハスキーというか見た目に反して低めだけれど、
 驚いたときとか、衝動的に出る声はヒナに似て、ロリっぽいと言うかキーはかなり高め。
 鼻に掛かる感じで声の出し方を矯正してみたら、ちょっと面白いことになるかも。


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