過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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名無しNIPPER
[saga]
2018/12/02(日) 04:39:39.88 ID:iAmGxFo+0
自嘲気味に笑ってしまったので、苦笑しているようにも見える自分の顔を鏡で見ながら。
エヴァちゃんはくるりと振り返り天井を見上げて、
「……いえ、一緒にはいけません」
「ええ? 頼りにならないから?」
「それもありますけど」
「あるんだ」
「でも、もし、今よりも未来――そして、今よりも過去にその必要があれば
一緒に行ってもいいかもしれませんね」
そして彼女はこちらを見て。
「今日はボルシチにしましょう」
「え? 作ってくれるの?」
「スープの赤い色が血液でよろしければ」
「……作らせてください」
食べ物トークで盛り上がっていると、
ハラペーニョ(お腹すいたの意)なみんなが食べたい! 食べたい!
とやたらボルシチを褒め称えるので嬉しくなった私は
エトワールのみんなで一緒に買物に行き、ビーツがないことに愕然とし、
これから来ると電話してきたツバサにビーツ持ってきて! とお願いし、
ふざけんな! ロシア料理とか飽きたわ! と返答されたものの。
優秀な彼女の手腕でビーツは用意され無事にボルシチは完成された。
なお、ボルシチと言う言葉は知っていたものの見たことがない面々は、
ロシア料理が数多く置かれた食卓を見て、
コトレータを指さしながらボルシチ美味しそう! と言ったので、
ツバサが大受けして、ロシア料理の知名度ってそんなものよ、怒らない怒らないとフォローしてくれた。
「やっぱり、帰ってきた時に食べるものといえばこれですね」
エヴァちゃんの言葉の意味はよく分からないけれど。
とにかくまあ、みんな嬉しそうなので良かった。
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