過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 16:07:50.50 ID:KGnAEq7N0
「朱音さん、あなた自分が売れっ子になれると思ってるでしょ」
「はう!?」
「善子さん、もうすでにサイン会で行列が出来て困る想像してるでしょ」
「うあ!?」
「朝日さん、さっきデザートもう一個食べられたかなって思ったでしょ」
「私をオチに使わないで良いんですよ、当たってますが」
綺羅ツバサさん心を読解している疑惑。
どういう人生を歩めば、もうすでに人気が出た自分自身を想像している――
人間の表情からその事実を読み取ることができるのか。
あ、でも朝日ちゃんがちょっと食べ足りなさそうなのは分かったよ?
お腹痛いのかなって心配して駆け寄ったら、
あと3個は食べられたって頭抱えてたし、もうちょっと健全に心配させて?
「この中に、売れている人間はみんな実力があるって思ってる人!」
「はーい!」
高らかに手を上げたのは私だけだった。
お前には聞いてないみたいな顔をしてツバサに見られたのと、
すごく優しい目でエヴァちゃんがこちらを見たので、
空気読めてなかったなって反省する。
ちょっとノリでおとぼけてしまったけれど、
エトワールにいるみんなも、売れているアイドルなり歌手なり、
声優だったりする人間がみんな優れた歌唱力とかを持っているかどうかは、
分かっているものであるらしい。
仮にみんながみんな優れた部分があって、優れているからこそ仕事をしているのなら、
実力派〇〇なんて言葉はおそらく存在しないものであるだろうし。
「はい、みんなもお察しの通り、歌が上手い人が歌手をやってるわけでもなく、
当てるのが上手い人が声優をやっているわけでもなく、
演技が上手な人が俳優やっているわけじゃありません。
ただ、9割は上手な人がやってます」
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