50:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/10(月) 23:21:55.80 ID:jw/TSgdjo
「GYUGGGGG……!」
カマキリ怪人の頭部は、表情が変わることは無い。
ただ、無機質に……虫そのものの様に。
ギチギチと顎を鳴らし、様子を見るその姿は、正に狩人。
狩人は、障害を排除するために、動き出した。
「GYUGGGGGG!!」
瞬きする程の間に、両者の距離がゼロになる。
しかし、
「――!」
プロデューサーは、カマキリ怪人の行動を予測していたのだろう。
右の鎌による振り下ろしの一撃――その出鼻を挫くように、
左の拳を繰り出し、後の先でもってその攻撃を防ぎ状況を有利にしようとした、
「善処します!」
が、
「GYUGGGGGG!!」
カマキリ怪人の鎌の鋭さは、プロデューサーの予想を超えていた。
「ぐうっ!?」
結果、プロデューサーの左の拳からは白煙が上がり、左拳の装甲に亀裂が入った。
「GYUUGGGGGOOOO!!」
「くっ……!?」
カマキリ怪人は、即座に左の鎌を振り下ろした。
身をよじり、プロデューサーは何とかその攻撃を回避し、大きく飛び退く。
「GYUGGGGG……!」
それを見た狩人は、表情を変えず、嗤った。
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