過去ログ - 【オリジナル・安価＆コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語
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318:名無しNIPPER[saga]
2019/01/27(日) 22:39:35.26 ID:cP99DgNr0
>>316、デュラハンくらいしか確実に出せる機体は今のところ無いですね。他の国から買った設定にすれば増えますが。

エノクとサーシェスのイメージが皆さん全く同じな件。まあ設定からして、明らかにその二人なんですよね…。


コロニーを出たノアは、東亜連盟から指定された座標に向かう。そこで、鹵獲機体を渡す予定だ。

代えのARMを渡すつもりはないとのことなので、結果的に骨折り損のくたびれ儲けとなってしまった。

座標に到着したが、周囲に艦影は無い。もしや、騙されたのでは。

そんな不安がクルーの中で芽生えてから数分後、突如、レーダーに反応が。

眩い光がモニターを照らし、発生した衝撃波が船を揺らす。電磁バリアを展開していたので損傷は無かった。

「…何だよ…あの戦艦…」

「…データ照合中…。駄目、一致する艦は無し」

一般的なコロニーの三分の一はあろうかというサイズの戦艦が、そこにいた。超長距離瞬時航行システムを用いたのだろう。

船体の一部の装甲が開く。同時に発射された信号弾の事を考えれば、中に入る以外の道は無い。

「…行くぞ。逃げても何にもならないことは、皆分かってるはずだ」

「了解…。たかが一機のARMを回収するために、こんな艦を寄越すなんて。何か裏があるとしか思えないね」

悪意渦巻く要塞艦の中に、小さな船は進む。その先にあるのは、希望か。それとも、絶望か。

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