過去ログ - 【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語
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53:名無しNIPPER[saga]
2019/01/22(火) 16:31:19.67 ID:dw0sjwyM0
その弾丸は当たるはずだった。だが、それは防がれた。

「マジかよ!?くっ!」

スラスターの火に炙られながら、ヴェンデッタがシールドで防いだのだ。

そのまま接近しながらミサイルを発射、脇を逸れて距離を取られる。

ミサイルをレーザーで撃ち落とし、キュウビも仕切り直す。非常に不味い状況だ。

アグルにとって不運だったのは、実弾兵器に対抗出来る装備を持ったARMが敵だったこと。

幸運だったのは、接近時に有効打を与えられる機体ではなかったことだ。

だが、不運が上回っているこの状況。打開しようにも、想定以上に手強い。

「これだけやる宙賊なら、警備艦隊だって墜とせる…か…」

額に汗が滲み出るのを感じながら、悪態を吐く。

彼の未来予知はいつ発生するのか分からない上、頭痛を併発するので戦闘中に起きるのは好ましくない。

実力だけで、現状を打開する必要がある。邪魔されないことを祈りながら。

「これでも戦役を生き延びてきたんだ…。俺たちを嘗めるなよ!」

コンソールを素早く操作。バインダーを三基パージし、ヴェンデッタを囲う。

出し惜しみはしていられない、スピード勝負。


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