過去ログ - 【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語
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65:名無しNIPPER[saga]
2019/01/22(火) 18:08:21.49 ID:dw0sjwyM0
損傷し、護衛を失った状態で進むわけにもいかず、ノアは月面へと戻ってきた。

至る所に破損箇所があり、修理に専念しても一か月は余裕で掛かる。

何より、依頼を失敗したことが一番の問題だった。理由はどうであれ、その事実だけは変わらない。信頼性を失ってしまったのだ。

「げ…元気出して…?リヒトのお蔭で、助かった命もあるんだよ…?」

「…黙ってくれ。今は…一人がいい…」

「はぅ〜…」

端末に浮かぶホログラムは肩を落とす。慰めの言葉が、労わってくれる思いが、今はどうしようもなく嫌だった。

助かった命はあるが、喪った命もある。それから、目を背けることは出来なかった。

「うぅ…。これからハロたち、どうなっちゃうのかな?」

「知らない」

失態を犯した自分たちの処遇がどうなるか。それは上層部にしか分からないだろう。ただの下っ端、末端の自分たちにそれを知る由は無い。

使えない、と首を切られてもおかしくない。人間は、労働力だけは大量にあるのがこの世界だ。

「…治療費、どうしようかなぁ…」

クビになったら、高額な治療費を払えなくなる。そうなったら、リーゼは死ぬ。

最悪の事態を想定すると、何か行動を起こした方が良い気がした。


1:街をぶらつく。
2:バルキリアをパクって逃避行。
3:リーゼに会いに行く。
4:ノア内自室で寝る。
5:その他。

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