過去ログ - 【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語
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名無しNIPPER
[saga]
2019/02/21(木) 03:08:00.58 ID:J1oUrZdh0
「…ハロが言う通り、犯罪を犯すかもしれない。絶対にそうだ、と決まっているわけじゃないからな」
「…でも。危険かもしれないけど、あの人の『人らしく生きたい』と願う。その気持ちを信じたい」
その願いに、想いに。嘘偽りは無いはずだから。それを自分も信じたから、行動を起こした。
「じゃあ、最後まで信じてあげたら?他人に頼るばっかりじゃなくて、あの人が自分の意志で切り拓くのを、見届けてあげたら?」
「人の心は見えないものだから、リヒトが信じているものも、偽物だったりするかもしれないけどね」
「…ハロに言えるのはこれだけだよ。おやすみ、リヒト」
プツッ。
電源を落とすように、ハロは姿を消した。何故か分からないが、泣いているようにも見えた。
「…人の心は見えない…か。そういや、そうだったな。…あの時に思い知らされた」
サーシェス・ビアッジ。『セレーネー』ではいい笑顔を見せた、戦争中毒の青年。
いい人に見えても、それが本性だとは限らない。それは、あの戦闘やエノクとの会話で思い知らされていた。
「…でも。変わることは出来るはずなんだ…。人間は…。レオだって、変われたんだから…」
レオのことを思い出し、ベッドに身体を預ける。
リヒトは解っていなかった。レオとカルティエ、子供と大人、違った環境で生きてきた二人では、何もかもが違うことを。
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