過去ログ - 【オリジナル・安価＆コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語
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866:名無しNIPPER[saga]
2019/02/23(土) 03:12:06.70 ID:Te0wU9Hy0
「ふむむ…」

リラクゼーションルームのソファーで、ジャンヌが変なポーズを取っていた。

目を細め、天井のライトに向けて手を伸ばしている。その手には何か持っているようにも見えるが、何も無いのだ。

「…何してるんですか」

「何…と言われましても」

スチャッ。

バイザーを外し、こちらを見るジャンヌ。その拍子に、何かが転げ落ちたのかコロコロ、と音が鳴った。

「あれ？」

その感覚をリヒトレーダーが検知する。手を伸ばして探してみると、硬い何かが手に触れた。

「えっと…。あぁ、それですそれです」

バイザーを装着したジャンヌが、迷う素振りを見せることなく手を伸ばし、何かを拾う仕草をした。

「何ですか？それ」

「『虚数結晶』と言います。視線を感じると姿を消す性質があるんですよ」

そんな物質があるのか、とリヒトは関心する。


↓３までで言いたいこと、聞きたいことがあれば。

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