過去ログ - 【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語
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889:名無しNIPPER[saga]
2019/02/23(土) 15:33:05.16 ID:sxGwo9AT0
「わぁ…!綺麗な街並み!青い空!白い雲!本当に地球に来たのね!!」

「…辛い…死ぬ…」

長い間無重力、低重力の環境にいたリヒトには、地球の環境は地獄だ。

ロリはランナーズハイみたいなものなのか、宇宙暮らしだった割には元気だ。嘘だろ。

ピロンッ。

一通のメールがリヒトに届く。荷物にもたれ掛かりながら、何とか端末を取り出し、確認した。

内容はノアの点検結果。オーバーホールが必要だが、一ヵ月もすれば問題無く運用出来る、とのことだった。

P.S.には、ジェキットたちはまだ二ヵ月ほど『セレーネー』に滞在する、とのことが書かれていた。

彼らにはもう、用事など無いはずなのに。気を遣ってくれてるのか、と思いそうになるが、あの眼鏡のことだ。野暮用があるのだろう。

端末を直し、ベンチに座り込む。やはり、この重力はしんどい。

「何へたり込んでるのよ。ほらほら、行くわよ」

元気にはしゃぎまわるロリを見て、リヒトは戦慄した。


↓3までで何かしたい行動があれば。


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