156:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/10(日) 23:28:22.62 ID:W/pEztXNo
「……」
プロデューサーサマは、口元に手を当てて考え事をしてるようだった。
ぼくの答えに不満があったのかな!?
正直に答えて不満がられるとか、やむ!
しょうがないじゃん! 好きなんだもん!
「……失礼しました」
あれ?
「もしかして……笑ってただけ?」
浮かんだ疑問をそのままぶつける。
「……すみません」
謝られた。
「っはー!? 正直に言ったら、笑ったの!? やむ!」
「も、申し訳ありません……!」
「プロデ――」
もう! もおお!
「――Pサマ! 頼むよPサマ!? 本気でやむよ!」
せっかくさあ! なけなしのコミュ力振り絞ったのに! にー!
「……今後は、気をつけます」
Pサマは、右手を首筋にやってそう言った。
ぼくの気のせいじゃなければ、ちょっと頬のあたりがひくついてる気がする。
そして、ゴホンと一つ咳払いをした後、また、無表情に戻った。
「では……例えば、ウチの事務所でしたら?」
そりゃあ、皆可愛いよ。
だけど、今聞いてるのはそういう事じゃないよね。
Pサマは、ぼくの好みを聞いてるんだ……よね?
「えっとねぇ!……ちょっと待って!? 何人まで挙げて良いの!? の!?」
ファンとして参加してきたLIVEの光景を思い出しながら、指折り数える。
順番なんてつけられない! DD全推し!!
誰かを雑く扱うとかマジ無いし!
「……」
Pサマは、また、口元に手を当てた。
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