過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 26
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15: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2019/02/24(日) 20:11:27.96 ID:dLpgl/UP0



織莉子(――――鹿目まどかの存在はインキュベーターにバレてしまった。もう平常を装う必要は無い。もう通う必要も無い)


織莉子(なら私はどうしてあの場所に足を向けている?)


 織莉子はその行動に意味を見いだせないまま帰り道を歩いていた。……そんな無意味な行動を取っていることが腹立たしくもあった。


 そこにあるのは変わらない日常。――いや、少し前からそこから自分だけが抜けてしまった日常だった。

 最初から変わらないのだ。自分に好意を向けていた人も、羨望の眼差しを向けていた人も。

 自分も周りも何かが変わったわけじゃない。変わったのは、周りから自分たちへの“評価”だけだ。ただその事が暗い感情につながっていた。


 その整った顔立ちに浮かぶ表情はいつも以上に険しい。

 そこでかけられた“声”に織莉子は険しい顔のまま驚愕を表し振り向いた。





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