過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 26
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38: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2019/02/25(月) 23:23:55.95 ID:LtJuttUZ0


かずみ「どうしよう!?わたしたちも助けに行ったほうがいいよね?」


 もちろんわたしも諦めずに両手で杖を構えるけど、頭巾の中から赤い目を光らせた使い魔が更に屋敷の中からぞろぞろと出てきて立ちはだかる。

 行く手を阻む使い魔は何層にもなっている。見渡す限り使い魔。さすがにこれだけ出てこられると引いてしまう。


かずみ「う」

あずみ「残念だけど、魔女はあいつと戦いたいそうよ。私たちは相手にされてないって」

あすみ「近づかない限りなんもしてこないみたいだし、まずはアイツがどうするか見守りましょっか」

かずみ「そんなのんきな〜っ!」


 舞台では試合が始まる。

 魔女が襲い掛かったのは完全に両者が出揃って対峙してからだ。

 キリカのほうが初動は一歩遅れたけれど、次の瞬間からは遅れを取り戻すどころか圧倒して相手よりも先に攻撃に出ていた。キリカの動きは変わっていない。


キリカ「……っ!」


 元々重たい甲冑の塊だ。そこまで素早く動ける装備ではない。魔女はその場で剣を構えると、キリカの爪に真っ向から刃をぶつける。

 その“重み”と堅牢さが、速さで制してもなお攻め入る隙を与えることを許さない。

 速さすら封じて制するのは『読む』力だと、キリカも今までの実戦と訓練ですでに思い知っていた。――――この魔女は純粋に強い。




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