過去ログ - 【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part2
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名無しNIPPER
[saga]
2019/03/08(金) 02:45:38.28 ID:Cqcbct7E0
コピペミスですね。距離は正しくは40です。
「…駄目だと分かっていても、歯痒いな…」
もっと身体が丈夫に出来ていたら。正規の訓練を受けていれば。こんなことにはならなかったのかもしれない。
そんなたらればを考えるリヒト。そんな時に、手元のAiPhoneに着信が入る。どうやら、ブリッジから送られた音声データのようだ。
再生を始めると、聞き慣れた声が耳に入ってくる。
『…あー。これ、もう言っていいのよね?』
『いいよー。好きに言いたいことを言えば?おっぱいお化け』
『はいはい…。リヒト、今言ってる言葉が理解出来るなら、腕を上げなさい。こっちからは見えないけど』
『えーと…。まぁ…その…。こっちは、あんたがいなくても回ってるから、気にしないでゆっくり休みなさい』
『…あんたが倒れたら、悲しむ人がいるでしょ。リーネとかレオとか、あの子とか…』
『二人からも伝言があるから、一応言っておくわ。『元気になったら、またお喋りしような!』…だって』
『…二度は言わないわよ。物真似なんてもう二度としないわ…恥ずかしい…』
『そういうわけだから、リヒトは休んでて。では、ごゆっくり〜』
プツッ。
ハロの言葉を最後に、音声は途切れた。それと同時に、意識も途切れた。
もしかしたら、嬉しかったのかもしれない。楽になったのかもしれない。
自分が必要とされていることが分かって。自分がいなくても、ちゃんと業務が進行していることが分かって。
01〜10:宙賊の大艦隊と鉢合わせtake2。
11〜25:交戦中の艦隊を発見!
26〜99:何事も無く到着した。
00:無人の実験機が浮いていた…。
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