過去ログ - 【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part2
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名無しNIPPER
[saga]
2019/03/11(月) 23:26:03.04 ID:Out2kc5T0
給料がそれなりに入るなら、とリヒトは色々なお土産を買うことを考えた。無論、すぐに入金されるわけが無いのでポケットマネーだが。
男一人で買い物するのは如何と思い、子供組に声を掛けようとしたのだが、シャイア、ガンビットたちが遊びに連れていっていたらしく、どこにもいなかった。
そんなリヒトの行動を知ったクロエとハロが、リヒトをおちょくりに来る。仲が悪い癖に何故か、こういう時だけ、二人の連携が取れている。
「残念だったわね。お子様がいなくて」
「何かお菓子とか買ってあげようと思ったんだけどなぁ…。前の戦闘で頑張ってくれたし」
「もっとこう…デリカシーとか無いのかなぁ?お菓子で済ませるのはアレだよ、リヒト」
「…じゃあ、アクセサリー?」
「私に振らないでよ…」
ああでもないこうでもない、と議論を交わし、リヒトは溜め息を吐く。こんなことをしても、何かが変わったりはしない。
気心の知れた仲である二人ならば、とリヒトは相談を持ち掛けた。
「…というわけで、買い物に付き合ってくれないかな?」
「ハロは身体無いし」
「私は整備するかもしれないし」
「俺の奢りだ…と言ったら?」
リヒトは奥の手――財布は犠牲になる――を使う。二人は考える素振りを見せ、頷いた。
「奢りなら、有難く同行させてもらうわ」
「カメラモード起動しておいてよ〜。街並みを見る機会なんて、滅多に無いから…」
「現金な奴め…」
「…嫌いだったら、一緒に街に出ることすらしないわよ」
「………」
「…何でもないわ。今の言葉は忘れなさい」
「はい」
一行は、軽くおめかしをして街に出た。
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