過去ログ - 【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part2
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名無しNIPPER
[saga]
2019/03/12(火) 02:04:48.66 ID:NcRX3aSi0
また、沈黙の時間がやって来る。リヒトはチビチビとワインに口を付け、ラバンレイは水のように飲み干していく。
パスタやリゾットなどを二人で平らげながら、他愛のない世間話を続ける。
その中で、不意にリヒトが言葉を漏らした。
「…やっぱり、俺ってお人好しなのかな…」
懺悔のような、その言葉。それを聞いたラバンレイは、声のトーンを落とした。
「違ぇねぇ。だが、それがお前だろ?嫌いじゃあないよ、お前のこと。好きな方かもな」
「…ハハッ…。男に好かれても…ね」
「確かに!好かれるなら別嬪さんの方が良いねぇ」
ケラケラと笑うラバンレイ。それに釣られて、リヒトも小さく笑った。
そして、もう一度低い声で言葉を紡ぐ。
「その甘さが、お前を苦しめるかもしれないぜ?気を付けることだな」
「…友人としての、心からの忠告だ。俺ぁ、親友(ダチ)を喪うのは御免だぜ…」
「…ありがとう」
リヒトの感謝で話を切り上げて二人は乾杯し、最後の一杯を味わった。
「んじゃ、今日は俺の奢りだ。…最初(ハナ)から、そのつもりだったんだろ?」
「まあ、ね。散々振り回されてきたんだ。たまにはいいだろ?」
「しょうがないねぇ。分かってたから、態々この店に連れてきたんだが」
「ゴチになります」
「あいよ。今度はリヒトくん持ちな」
そう言って、二人は笑った。子供のように、明るい笑顔を見せた。
リーゼ治療完了まで残り 一週間
カルティエ裁判開始まで残り 一週間
↓2 自由安価。
01〜15:謎のグループに病院が占拠された。
16〜99:問題無し。
00:謎パワーで完治した。
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