過去ログ - 【オリジナル・安価＆コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part２
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590:名無しNIPPER[saga]
2019/05/04(土) 22:24:09.20 ID:qO0vNTE70
「………」

「ハァッ、ハァッ」

「ばたんきゅー…」

ルームランナー上で疾走するリヒトとレオ。ギブアップしたリーネは、すぐ隣のベンチで休憩していた。

汗一つ掻かず、息を荒らげることもなく平然と走るリヒト。レオは、そんなリヒトに違和感を感じた。

「…そんなっ、ハァ、体力があるのに、前は体調を崩したん、ハァッ、だな」

「え？そりゃ、アーム操縦と運動とじゃ、疲労とかが全然違うし」

普通に運動している限りでは、強烈なGやマイナスのGが身体に掛かることはあり得ない。

乳酸などの疲労物質が溜まる運動と、身体そのものに影響を与える上、精神的なストレスなども圧し掛かってくる戦闘とでは、根本的に違うのだ。

「はい、休憩。運動のし過ぎは良くないからね」

「水分、ミネラルの補給も忘れずに。スポーツドリンクはいっぱい持ってきたから、好きなだけ飲んでいいよ」

「あんがと、ジョナサン」

「ありがとうございます」

スポドリをラッパ飲みしながら、軽く周囲を見渡す。本コロニー唯一のトレーニングセンターだから、誰かいるかもしれない。

そんな淡い期待を込めながら、リヒトは人捜しをした。


０１〜３０：民間人が会えるかよぉ！
３１〜６０：乙女座と問題児
６１〜８０：東亜の女軍人二人
８１〜９９：ラバンレイと褐色肌の女の子
００：なんだこの銀髪？

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