過去ログ - 【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part2
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949:名無しNIPPER[saga]
2019/06/06(木) 23:31:56.17 ID:3H4keA2N0
「っと、そうだ。リヒトくん、機体の識別信号、ちゃんと弄っとけよ」

「なんでさ」

「この艦の機体は全て、アンノウンとして扱ってんのよ。でないと、宙賊に襲われちまう」

「でも、そうしたら警備艦隊に狙われるだろうが」

「そんときゃそんときだ。警備の方が足は遅いから、如何にかなる」

「…あと、コンテナの中身は見んなよ。近づくのも厳禁だ。それさえ守ってくれりゃ、飯とかは何でも食って良い」

いったい何を積み込んでいるのだろうか。そんな疑問が浮かぶが、詮索するのはよろしくない。

無難な返事をして、リヒトはブリッジを退出する。

すぐ隣の格納庫に佇む『干将』。東亜で配備されているものとは大きく異なり、漆黒の塗装に朱色のライン装飾が施されている。

武装もがっつり手を加えているようで、踵や手首には何らかの細工が、バックパックには細身の実体剣とビーム砲が装備されていた。

「こんなに大きなスラスター…初めて見たかもな」

『バルキリア』の大型スラスターをも超える、超巨大な追加ブースター。もはや、特攻兵器とも言える風貌をしていた。

「………」

干将の頭部、カメラアイ部分の上で、先ほど攻撃を加えてきた少女『ライア』が一人、座っている。

露出された右腕には複数の注射痕があり、新品の包帯が巻かれていた。


↓2 自由安価。


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