過去ログ - 【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part2
1- 20
971:名無しNIPPER[saga]
2019/06/07(金) 01:35:57.57 ID:dSiJ+d/x0
火星都市『リベライオン』地下。作業用ARMが、『マーリン』に積み込まれていたコンテナを丁寧に運んでいる。

「いつもすまないねぇレイ。おかげで助かるよ」

「こちとら商売だからな。金が貰えるなら喜んでやるさ」

「あっはっは。その金は艦の維持費やギャンブルに飛んでいるらしいじゃあないか」

「何のことやら」

パイプ煙草を咥えた女性は、快活な笑顔を見せる。ラバンレイは、へらへらとしながら報酬を貰っている。

その後ろではガタイの良い男連中が、何やら大量の衣類と食料、スポーツ飲料を持っている。何とも奇妙な光景だ。

「…ああ、リヒトくんはもう帰っていいぞ。民間船のチケットと報酬はこれだ」

「アームはどうするんだよ。あんなの簡単に輸送出来ないだろうに」

「手配してあるさ。その辺りのケアはばっちりしてる」

「あたしの街だからね」

「じゃあ、ベスさんよ。例のモン、用意してあるかい」

「勿論さね」

「…失礼しましたー」

長居する必要性を感じなかったリヒトは、そそくさとその場を退散した。完全に蚊帳の外だったし。

エレベータを介し、街に出るリヒト。裏通りだからなのか、鬱屈とした雰囲気が漂っていた。


1:残って行動する。
2:『セレーネー』に帰投する。

↓2


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/468.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice