過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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14: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/04/28(日) 13:52:47.10 ID:WoQi+oWD0

鞠莉「うーん……ここはちょっと手が出し辛いわねぇ……。まあ、止むを得ない、か……」

曜「あんまり地元の人も近付かない場所だけど、大丈夫かな……?」

千歌「でも、どっちにしろ入江の奥に逃げちゃったんなら、行くしかないよっ」

鞠莉「……そうね、あそこの入江は水上からの出入り口は一つしかないし。むしろ、これ以上逃げる道がないと言う意味では助かるか……」


鞠莉さんはそんな言葉に付け加えるように、ボソリと、


鞠莉「──後でうまい言い訳考えておかないといけないわね」


そんなことを呟いていました。





    *    *    *





──クロサワの入江。


曜「……ここかぁ」

千歌「相変わらず、おっきな入江だね」


海岸の崖に出来た大きな横穴からは、海水が流れ込んでいて、中も水に浸かっている。


鞠莉「奥の方に行けば陸があるわ。そこまでラプラスで進んでもらっていい?」

曜「あ、はい。ラプラス」
 「キュ」


ラプラスの背に乗ったまま洞窟を進んでいく。


千歌「鞠莉さん、入江の中、詳しいんですか?」

鞠莉「ん、まあ、前に調査で入ったことがあるから」

曜「地元の人でもあんまり入らないのに……」

鞠莉「一応研究者だしネ。ここの野生ポケモンは基本臆病だから、考えなしに近づくなとは言われてるんだけど……」


そんな鞠莉さんの言葉を耳の端に捉えながら、入江の洞窟を見回していると、


千歌「……?」


私の視界にキラリと光る物が飛び込んでくる。


千歌「なに? ……宝石?」


洞窟の壁や天井に小さな宝石のようなものが……


曜「い、いや、あれ動いてない?」


曜ちゃんに言われて気付く。確かに僅かにぷるぷると震えている気がする。


鞠莉「ふふ……早速役に立ちそうね♪ 二人とも図鑑を開いてみて」

千歌「え、あ、はい」



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