過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/04/28(日) 12:25:37.96 ID:WoQi+oWD0
私は志満姉の言葉で幼馴染を待たせてることを思い出して、外へ飛び出そうとする。そんな私の背中に──
志満「千歌ちゃん」
志満姉の優しい声。
千歌「なに?」
志満「いってらっしゃい」
千歌「……いってきます!」
私は返事をして、家を飛び出した。
* * *
千歌「曜ちゃん、お待たせ!」
外に出ると、曜ちゃんが眩しそうに手をかざしながら、お空の太陽を見つめていた。
千歌「……曜ちゃん?」
曜「いい天気だなって思って」
千歌「……うん、そうだね」
曜「いよいよ、始まるんだね」
千歌「うん」
私は幼馴染の呟きに、微笑みながら相槌を打つ。
二人して、物思いに耽りながら、空をぼんやりと仰いでいると
「ワンッワォゥ!!」
そんな鳴き声とともに、さっき自分が飛び出してきた家の方から、白い毛むくじゃらのポケモンが私の足元に擦り寄ってくる。
千歌「わわ!? なんだ、しいたけか……」
美渡「ほらさっさといきな、二人とも。博士が待ってるんでしょ?」
しいたけの来た方向から、美渡姉がやってきて、私と曜ちゃんを促す。
美渡「しいたけ、千歌をよろしく頼むぞー」
「ワフ」
千歌「もう、大丈夫だってば」
曜「美渡姉、行って来ます」
美渡「おう、曜ちゃんも千歌のことよろしくね」
曜「ふふ、はーい」
千歌「むー……いつまでそのネタ引っ張るのさ……いこう、しいたけ」
「ワフ」
そういって、私はしいたけと一緒に失礼な姉に背を向ける。
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