過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/10(金) 13:07:53.51 ID:Q+x1d3Jo0
今度は私と曜ちゃんの図鑑が鳴り出す。
次の瞬間──
空の何もない空間から、
「とう」
人が飛び出してきた。
紫の髪を左右でお下げにしている女性。
海未「希……!!」
海未師匠は彼女を見て名を呼ぶ。希さんというらしい。
そして、その人に手を引かれて、
梨子「きゃああああ!?」
梨子ちゃんが飛び出してきた、
千歌「梨子ちゃん!?」
梨子「び、びっくりした……千歌ちゃん、久しぶり」
梨子ちゃんがよろよろと立ち上がりながら、私に向かって手を振る。
海未「……それで希、待てとはどういうことですか?」
希「どうもこうもないんやない? 海未ちゃんは一般トレーナーを敵地の中心部に送り込むつもりなん?」
希さんはそういいながら渋い顔を海未師匠に向ける。
海未「……千歌は私が認めた優秀なトレーナーです。問題ないと判断しました」
ことり「うん! 曜ちゃんもことりが鍛えたから、戦えるよ!」
希「そういう話をしてるんやない。一歩間違ったら命に関わる規模のことなんよ? ウチは任せるべきではないと思う」
庇ってくれる二人の師匠の意見を切り捨てるように、希さんが私たちの作戦参加への反論をする。
千歌「そ、そんなぁ!!」
梨子「待ってください、希さん……!」
そんな希さんに異論を唱えたのは、梨子ちゃんだった。
希「?」
梨子「危険なのは皆、重々承知だと思います……でも自分の生まれ育った地方の危機に、じっとしてなんか居られないと思います」
希「……自分も連れてって欲しい言うから、何事かと思ったら……キミも戦うつもりなんやね」
梨子「はい……!」
千歌「梨子ちゃん……!」
そしてその意見を後押しするように、
真姫「……梨子の言う通り、気持ちの問題もあるし、ここまで話をして、黙ってみてろって言うのも、それはそれで酷なんじゃないの?」
真姫さんがフォローを入れてくれる。
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