過去ログ - 【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」リベッチオ「その34!」【安価】
1- 20
767: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/08/15(木) 18:57:59.50 ID:T5SWWZev0
神風「………」

元帥「………」

神風「……もう、40年経つんですね」

元帥「あぁ。ワシらが初めて、あいつと……48周目提督と出会ったあの日から、な……」

元帥「もし、あいつが生きておったら……今頃、君と共に孫を見てメロメロになっていたじゃろうに……」

元帥「いや、先に子供達の成長振りに感動するのが先じゃな。あいつが嬉し涙を流す姿が目に浮かぶわい」

神風「ふふっ、確かに……衰えないものですね。思い出というものは」

元帥「そう、じゃな……あいつとの思い出があるお陰で、ワシはここまでやって来られた。こうして、元帥として海軍を引っ張って来ることが出来ている」

元帥(……本当なら、ワシではなく……あいつが、この立場にいたかもしれないというのに)

元帥(ワシでは無く、本当に優秀なあいつこそが……この立場に相応しかったのに。どうして先に……)

元帥「……っ」グッ…

元帥(いや、だからこそワシは……あいつの無念を晴らす為に、努力に努力を重ねてここまで成り上がった)

元帥(他ならぬ、あいつとの約束を守る為……あいつを、安心させる為……!)

元帥「……あの時の言葉は、ワシへの……激励という名の、最後のプレゼントだったのかもしれぬな」

神風「先輩提督さん……」

元帥「………」

元帥(なぁ、48周目提督……ワシはもう、今年で60歳じゃ。油断すると、いつポックリ逝ってしまうか分からん……)

元帥(無論、ワシもそう簡単に死ぬつもりは無いが……もしかすると、ワシとお前が再会出来る日も、そう遠い未来では無いかもしれんな……)

元帥(……もう少しだけ、待っていてくれ。いずれ、また……あの世で会おうじゃないか)

元帥(その時は、ワシが歩んだ長い人生を……オールナイトで聞かせてやろう。話し終えるまで、寝かさぬからな……?)


――あははっ……うん、是非聞かせてね。


元帥「………」

元帥(毎年、報告を終える度に……懐かしい声が聞こえる。とうとう耳がボケてしまったのかのぅ……)

神風「………」

神風(先輩提督さん……もしかして、貴方も……)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/639.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice