過去ログ - 【安価とコンマ】自分の手で切り開く幻想郷生活二日目
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851: ◆z07gL4YySg[saga]
2019/09/01(日) 22:21:45.00 ID:TGC4RfXE0
亜栗「私は!なれないだよ!仲良くなんて、なれないんだよっ!こんな、こんなこんなこんなっ!偽物の自分が!」

それは、獣の咆哮のようだった。

亜栗「一から百まで偽物で!本当の自分を見せない自分がぁっ!いくら頑張って!勇気を出して!努力をしても!偽物をいくら見せたところで、結局。私を見てもらえないんだよぉお!」

何回も何回も、机を叩く。

霖之助「……亜栗――」

亜栗「偽物でも仲良くしてもらおうと頑張っても!意味は無いんだよぉ!なぁ、霖之助…………霖之助が、よく知ってるだろぉ!?」

霖之助「――え?」

亜栗「霖之助は、森近霖之助は。この私にはっきりと教えてくれたよ……醜くて、面白くない!中身がない、何もない!空っぽで、駄目で、馬鹿な私を!本物の皆は見てくれないって!」

押し倒したあの日、霖之助は教えてくれたよねぇ――!

亜栗の拳が、机を突き破る。

亜栗「じゃあ、本物の私を見せればいい?出来る訳――無いじゃん!今まで隠して生きてきて、今まで無駄に生きてきて!本当の私を見たら――みんな発狂して、醜くなる!そんなこと、出来る訳ないでしょ!」

霖之助「――――」

言葉が、出てこない。


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