過去ログ - 【安価とコンマ】自分の手で切り開く幻想郷生活三日目
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◆z07gL4YySg
[saga]
2019/09/08(日) 18:31:06.17 ID:91i9CjBa0
※やっていきます。
亜栗の弾幕を避けながらフランは少しずつ亜栗に近づいていく。
フラン「もう少しで、もう少しで――――」
手が届くと、声が届くと。フランが、そう確信した瞬間。
フラン「――――え?」
―――視界の端で、何かが動いた。
フラン「え、え――」
何かが動いた瞬間、フランの分身が一人消えた。また一人、消えた。そして、もう一人消えた。
フラン「何が、起こって――」
チャンスであったが、決してフランは油断などしていなかった。
亜栗「…………ぁ」
が、しかし。
フラン「――――がぁ――!?」
亜栗に手が届く距離まで近づいたところで、その触手が――フランを横に薙ぎ払った。
フラン「くぅ――ま、だぁ――っ!」
横に吹き飛んだフランに追い打ちをかけるように、今度は縦に叩き落とす。
亜栗「…………」
亜栗は、落ちていくフランを。見ることすらしない。
フラン「くそぉ……!くそぉ!何で……!何で何で何で!あと、少しで……手が、届いたのに……!」
痛みに苦しみながらも、涙を流しながら叫んでいるフラン――その腹に、亜栗の触手と化した右腕はまた一撃を加える。
フラン「かぁ――――っ」
そして、その意識は――消えていき――その身体は、真下に落ちていった。
【弾幕ごっこを終了します、お疲れさまでした…………】
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