過去ログ - 【安価とコンマ】自分の手で切り開く幻想郷生活三日目
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72: ◆z07gL4YySg[saga]
2019/09/07(土) 21:48:22.88 ID:utT63mvb0
亜栗「…………何で、何で……!何で、分かってくれないんだよ!」

顔が歪むと同時に、亜栗の怒号が――耳に響く。

亜栗「ずっとずっとずっとずっと!言ってるじゃん!わたくしは偽物で!私が――本物なんだよ!」

叫ぶ。

亜栗「偽物のまま受け入れてもらおうとしただけど!それは無理だった!わたくしは、わたくしは!究極までにそれを理解した!」

何処までも聞こえるような声で、亜栗は叫ぶ。

亜栗「だから、本物を受け入れてもらおうとわたくしは異変を起こすんだ!」

フラン「だから……それが!」

亜栗「皆を狂気に――わたくしを普通に――!」

フラン「それが、間違ってるんだよっ!」

亜栗「――――っ!?」

亜栗の声を上書きするように、フランの声が重なる。

フラン「本物本物、偽物偽物って――亜栗は!山王亜栗は!偽物なんかじゃない!」

亜栗「わたくしは偽物だ!どこまで行っても、偽物なんだよ!それを――理解してるだろう!?」

フラン「確かに!亜栗が言うには、その身体は偽物なのかもしれない……その声は、偽物なのかもしれない!その性格は……偽物なのかもしれない!」

亜栗「ああそうだよ!だから――――」

フラン「だけど!それでも!」

フランは、叫ぶ。

フラン「偽物でも、本物だよ!本物よりも本物だよ!今まで話してきた亜栗は――本物だよ!わたくしはわたくし――なんかじゃない!」


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