過去ログ - 【安価とコンマ】自分の手で切り開く幻想郷生活五日目
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171: ◆z07gL4YySg[saga]
2019/12/22(日) 22:32:47.61 ID:KllsXZl/0
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あのちっこい自称神様がやってきたのが朝方で、今はもう寝る時間か。

なんでもやってやる、と言うからあんなことを馬鹿馬鹿しくもお願いしたというのに。一向にこの檻が開く気配はない。

騙された、というより。まあそれが当然。という話だ。

俺の目の前でわたわたしてる光景は実にイラついたが、今となってはどうでもいい話だ。

怒鳴り散らした気もするが、よく覚えていない。

と、そんなことを思いながら。今日も俺は鉄格子を両手で掴んで力強く大きく鳴らすようにガタガタと揺らす。

その音で俺の様子を見に来た監視の糞野郎に適当に文句を言って、気持ちよく眠る。

これが、オレのルーティーンだ。

ガタンガタンと響かせる、ガシャンガシャンと鳴らす。

これが、最高に――

―――――――あ?

扉が、開いた?

…………南京錠が、壊れたのか?

そういえばこの刑務所は随分と古いし、整備もあまりされていない。だからか?

それと俺が毎晩毎晩鉄格子を揺らしたこと――が、原因か。

……いや、違うな。

ただただ俺が「幸運」だったからか。それ以外に何もないな。

うだうだ考える前にとりあえずここから逃げるか。糞野郎も来るしな。

全く、全く全く――俺をここにぶち込んでくれた奴らに!それを快諾した連中に復讐する機会があるとはな!

俺は今まで、神なんぞ信じてこなかったが――信じてみるもんだなぁ!



は、はは、ははは。はははははははははははははははははっ!


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