257:4/4[sage saga]
2015/07/06(月) 21:29:02.29 ID:NAPY/3sa0
「あーあ、テストなんてなければいいのに」
でも、
このまま時の流れに身を任せておけば、
私と彼女の距離が、
少しずつ、少しずつ、
離れていく気がした。
そう思ったからこそ、
女同士でキスしたいなんて衝動に駆られたのかもしれない。
私は彼女とずっと繋がりをもっておきたくて。
私と彼女との距離をつなぎとめておきたくて。
だから。
「一歩は無理でも」
半歩くらいなら。
「ん、どしたの急に」
「……私も勉強、疲れちゃってさー」
「ほら、だから休憩って言ったのに」
私の頭を、彼女の肩に。
全身の筋肉がほぐれていくように、彼女によりかかる。
私と彼女の物理的な距離は、限りなく近くなる。
彼女の匂いと、ぬくもりを感じることができた。
「甘えん坊なやつだなあ」
ずっとこのままでいられたらいいのに、なんて、初めて思った。
382Res/103.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20