【咲-saki-安価】京太郎「朝の光〜」 咲優和久まこ「眩しくて!」【艦これ要素】
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159: ◆4whq3Y72HQ
2015/10/16(金) 23:50:08.46 ID:r3tELgkxo

一方こちらは須賀家のリビング


「全く、因果なものだよ」


『白洲』と大書されたウィスキーグラスをテーブルに置きながら京太郎の父親である須賀京介が呟く
鼻腔をくすぐるお気に入りの国産ウィスキーの香りも少し鈍く感じられる


「須賀家代々の呪いと言ったところかしら〜」

「本当に呪いと言っても過言ではないかもな……」


艶やかなロングの金髪の女性の言葉に苦笑しながら返す京介
金髪の女性は京太郎の母、愛子
年齢を感じさせる落ち着いた雰囲気と、少女のようなふんわりとした雰囲気が同居する不思議な女性である
また、一児の母とは信じられないほど若い容姿でもある


「京太郎が麻雀仲間と失踪したのはやっぱり……」

「ああ、間違いなく須賀の血の宿命だな。須賀の血を引く男系男子はある一定の年齢に達すると何らかのトラブルで異世界に飛ばされる……」

「遺伝だとしたらY染色体に異常があるのかもな… もしくは呪いでY染色体を狙い撃ちされたか……」


ずいぶんとピンポイントな呪いである


「貴方も、お義父さんもそうだって言ってたわね〜」

「それどころか… 俺の爺さんに曾爺さん、12代前まで遡れるが全員が同じ目にあってるさ。尤も、傍にいた人間が巻き込まれたのは今回が初めてだが……」


苦笑いをして再びウィスキーを口に含む
いつもなら至福と感じられる味も、今日は少し苦いような気がする
テーブルに置かれている須賀家の直系が受け継いできた百冊はあろう文献にチラッと視線を走らせる


「親父はトラン○ヴァール皇国とか言う国に行ったらしい、ロストテク○ロジーと言うものにびっくりしたと言ってたぞ」

「苗字は違うが従弟はトリ○ティン王国と言う国に飛ばされて苦労したと言っていたな、苦笑しながらの「もう使い魔なんぞ御免だ」が口癖だったな」

「それで、代々飛ばされた先の記録がこの文献なのね」

「あぁ、飛ばされた先の文化、風習、技術その他諸々が克明に記録されている… 当然、私もしっかり書いたさ、ノート4冊分にはなったがな」

「これに名前を付けるとしたら『須賀家異世界見聞録』と言ったところか」

クィっとウィスキーを呷って「この文献が世の中に流出したら世の中が大混乱になるな、まぁ秘匿されるべき須賀家の家宝だ」と言ってハッハッハッと笑う京介
愛する息子が、友達と一緒に異世界に飛ばされた
本来なら錯乱モノの事態だが、耐性があるらしいこの夫婦は落ち着いたものだった
まぁ、京介自身がその事態を経験しているから当然である
で、何か帰還に役立つ情報は無いかと代々受け継がれた『須賀家異世界見聞録』を引っ張り出したのだが


「まぁ、モノの見事に飛ばされた場所がバラバラ、帰還の状況もバラバラ… 参考にならないわねぇ〜」

「全くだ…… 親父のト○ンスヴァール皇国に従弟のトリス○ィン王国、扶桑○国、アルヴァ○スタ……」

「ウステ○オ共和国、オー○ア連邦、ノースポイ○トっていう国もあるわね〜」


ため息しか出なかった



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