【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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218: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2015/12/19(土) 21:42:11.23 ID:NHd/p6gF0
 深海棲艦との戦いは終局を迎え、新たな戦火の種火も種火のまま消えてゆき、歪だった艦娘と人の在り方は正しくなり始めようとしている。
 しかし、その正しさを万人が受け入れられる訳ではない。
 そもそも“正しいこと”や“正義”の基準など曖昧で、立場と思想と価値観の違いで簡単にひっくり返るものだ。
 清濁合わせ飲み、自分を貫き通す覚悟があれば、その行いが誰からも正しくないと思われたとしても、間違いだと断ずることは出来ない。
 ――つまり、これから繰り広げられる全ての出来事にも何一つ問題は存在しないのである。




「……生憎と、俺にこっちの趣味は無いんだが?」

「これを機会に目覚めてみませんか?」

「遠慮させてくれ」

 執務室の床に組み伏せられた提督と、笑顔の香取。
 あまり緊迫した雰囲気に感じられないように思えるが、このまま彼を殺すことなど、彼女には容易いことだった。

「それで? そちらさんの要求は何なんだ?」

「綺麗すぎる池には住めないモノも存在すると知って欲しいそうです」

「別に今だって苔ぐらい生えてるだろ」

「濁ってうっすらと泳ぐ魚が見える程度が理想でしょうか」

「今だって十分濁っているのを特殊なフィルターで誤魔化しているだけだってのに……まぁ、そっちは今回は関係無いんだろうがな」

「ともかく、こちらを着けて頂けますか?」

「何だよ、それ」

「ふふっ、周囲に被害が出ない安全な爆弾です」

「周囲には、か。そりゃ安心だな」

「あら、もう少し情けない反応を期待したのですが」

「残念ながら俺が怖いのはアイツ等が居なくなることだ、俺が死ぬ分には別に怖くない。恨まれるのは若干怖いが」

「……本当に、羨ましい限り」

「羨ましがる必要なんて無いさ。お前ももう――」


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