【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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◆UeZ8dRl.OE
[saga sage]
2015/09/03(木) 22:51:37.67 ID:3MoI/3ML0
夜も少し更け、鎮守府が僅かに静かになった頃、そこはひっそりと営業を開始していた。
カウンターには常連の那智、姉の夕雲、酒を飲み始めたばかりの大鯨、店の前でドアをにらみ付けていた不知火の四人が座っている。
それぞれ既に一杯目は注文しており、全員グラスは空に近くなっていた。
「早霜、ここに梅酒はあるのか?」
「えぇ、ホワイトリカーで漬けたモノで良ければあります」
「じゃあ次はそれをもらおう」
「あのぉ、梅酒って飲みやすい方なんでしょうか」
「口に合うかどうかなどを抜きにすれば、ホワイトリカーで漬けたモノなら一番梅酒の中では飲みやすいかもしれないな」
「そんなんですかあ。だったら私も一杯飲んでみようかな」
「早霜、私にも一杯いれてちょうだい」
「夕雲姉さん、度数が低いという訳ではないけれど、大丈夫なの?」
「大丈夫よ、自分がどの程度なら飲めるかぐらい弁えているもの」
「そう、ならいいんですけど」
「では、不知火もいただきます」
「……四人分、ですね」
一つはストレートで、二つはロック、一つを梅サイダーで早霜は準備する。
幸いなことに不知火からは死角であり、他の者も彼女が飲めるとは到底思っていないので黙っていた。
「――どうぞ」
出された梅酒はまだ年季が入っているはずもなく、正に作りたてという色をしていた。
口に含んだ各々は、それぞれ違った反応を示す。
「ふむ……深みがこれから増していき、来年にはもっと良い味になっていそうだな」
「う〜ん……やっぱりちょっと私にはキツかったかも」
(体が熱くなってきちゃったわね……)
「不知火は気に入りました、梅酒」
「気に入って貰えたなら何よりです。大鯨さんは口に合わなかったご様子ですので、サングリアをお入れしますね」
「ありがとうございまあす」
「梅酒、もう一杯お願いします」
「はい、すぐに」
(私もこっそり梅サイダー頼もうかしら)
「――十五年物、味がまろやかで癖になりそう」
「飲みやすい分、酔いも回りやすいですから飲むときは注意して下さいね」
サングリアに続き鳳翔の十五年物の梅酒が早霜のお気に入りに加わった模様。
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