【R-18】由比ヶ浜結衣はレベルが上がりやすい
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381:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/11/08(日) 22:08:20.40 ID:FwRKI0Dw0
「もう一度聞くけど、ヒッキーくんは結衣のこと、好きなのよね?」
「……はい」
ギリギリ搾り出した俺の呻くような返答に、ママさんは満足そうにニッコリと笑った。
「うん、結衣だってヒッキーくんのこと大好きよぉ……だから、好きな人の信じる自分を信じてあげて」
娘と同じ、花開くような暖色の笑顔で。
「あいつの信じる、俺……」
その時、ふといけ好かない男のことを思い出した。
周りから期待される自分を演じて己の望みも本心も押し殺していた、
きっと今もそのままの忌まわしいヒーローの姿を。
ただ周囲の信で縛られ動けなかった八方美人は何故俺を、俺なんかを特別に嫌っていたのだろうか?
……その解を今ここで得た気がする。
本当は気付いていたことだったかもしれないが、認めることが出来た……かもしれない。
それを自覚すると火が付いた。心に、それを満たす燃料に。
元々燃えやすく(色んな意味で)炎上には定評のある俺である。
火はあっという間に燃え広がって、赤壁宜しく水面を炎で埋め尽くした。
火は人間の行動の最も根源的な原動力で、切っ掛けだ。
良くも悪くも俺はそれを痛い程知っている。
炎の余熱は膝の靱帯を暖め、立ち上がらせる力になった。
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