【R-18】由比ヶ浜結衣はレベルが上がりやすい
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717:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2016/04/29(金) 21:24:16.52 ID:uSwPmWfM0

「は、はっ、はぁ……あぅ、ぅ、ぅぅ……ひっきぃ……」

目と鼻の先から俯瞰した彼女の顔のグラデーション。
赤く、桃色に蕩けかけた頬と焦点の合わない瞳は雌のそれ。
だが潤むどころか目端に涙を溜め、眉を寄せ、どこか咎めるような視線は正気を残している。

感情と理性、野生と知性の混じり合う斑の矛盾は歪なのに美しく、胸に迫る感傷がまた一つ息を荒くさせる。

「まえに、言ったじゃん……な、なにかする時は、ちゃんと、言って……」

息も絶え絶えにこちらの勝手を責めてくる。責められているのに、
吐息や語尾の甘い丸っこさがまた一つ心臓のトルクを上げる。
……そういえば、そんなこと言われてたな。本当反省しねぇな俺。

でも、でもだ。

「わ、わりぃ……でも、でもお前、一人暮らしの男の部屋来て、き、期待してたとか、言って、そんな、無防備で……こんなん、我慢とか、無理だろ」

俯瞰した気になっても口を開けばハァハァ言いながらこれですよ、うーんキモい。
それにそんな無防備カモンカモンな結衣からすら目を逸らそうとした俺が言っていいこっちゃねぇ。

だが土壇場でキモいのも言い訳がましいのも比企谷八幡の宿業、
ならば由比ヶ浜結衣はそれごと受け入れて愛してくれているのだと信じるのみ。

素直に、真っ直ぐに。

ぶつからなければ互いの望みの中間点、その行き着く先すら分からないのだから。



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