【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である【データ11】
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139: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2016/05/21(土) 23:08:58.80 ID:+fhtI+ZDo

天乃「ねぇ、九尾」

九尾「?」

天乃「私。ちゃんと帰って来れるのかしら」

九尾「………………」

目の前に広がる色の失われた世界

樹海も、自分の手も、刀も、何もかもが、色がない

そんな世界を見つめる天乃は

感じる不安の一片を、急日に訊ねる

けれど、九尾は答えてくれなくて

だから、もう一度言う

天乃「わた           」

九尾「確証はない」

耳が聞こえないから、きっと気づいてはいない

でも、天乃は耳だけでなく、声までもなくしていて

けれど、きっと同じことが言いたかったのだろう。と

天乃の声無き声に、

九尾は非情にもそう答えて首を振る

九尾「主様が抜かねば、誰も抜かぬまま。ただ抜かれていく」

天乃「             」

九尾「だからこそ。抜かねばならない。その手で」


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