79: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 19:51:39.23 ID:yTIWrxWZ0
依頼人G「僕のせいで、弟達が辛い思いをするのはもう嫌なんです」
所長「なんで辛い思いをしているのよ?」
依頼人G「僕が大学に行っているせいで、弟達はやりたかった部活とか、勉強が出来ていないんです」
80: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 19:55:20.52 ID:yTIWrxWZ0
依頼人G「もう嫌なんです、全部。両親には感謝していますが、家庭にかかる経済的圧迫が大きすぎます」
依頼人G「だから、僕は、僕は──」
所長「それさあ、ただ逃げたいだけじゃない?お勉強とか、御両親からの重圧とかからさ」
81: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 19:59:18.64 ID:yTIWrxWZ0
所長「で、どう死にたいの?苦しみたい?楽に死にたい?自殺に見えない死に方がいい?自殺の方法(カード)はたくさんあるんだ、好きなのを引くと良い」
依頼人G「……できるだけ」
所長「ん?」
82: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 20:01:23.15 ID:yTIWrxWZ0
所長「そうそう、感電自殺。簡単で死体も綺麗だよぉ?」
所長「やり方は超簡単3ステップ!」
所長「1!まずコンセントが刺さっていない方のコードを引き抜く!2!銅線を剥き出しにする!3!コンセントをぶっ刺して銅線を胸と背中に当てる!ほぅら、簡単でしょ?」
83: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 20:03:32.70 ID:yTIWrxWZ0
依頼人G「痛みとかどうなるんですか?」
所長「一般的な自殺としては痛みは一瞬だからそんなに苦痛は伴わないって言われてるけど、まあ仰け反るぐらいの痛みが駆け巡るらしいね。だから僕としてはアルコールの一つでも飲んで酔っ払ってからの方が良いと思うなあ。あと睡眠薬飲むとかね」
依頼人G「なるほど」
84: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 20:07:11.38 ID:yTIWrxWZ0
所長「いい自殺をして、逝っちゃってね。グッドラック」
依頼人G「……逝ってきます」
85: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 20:10:04.75 ID:yTIWrxWZ0
所長「秘書ちゃんの僕にあまり向けられない優しいところはとても好きだけどさ、一過性の情に流されていたらこの仕事やってられないよ。これ、向いていないんじゃない?」
秘書「私はやるつもりないので」
所長「僕もやらせるつもりは毛頭ないよ。こんなことするのは僕だけで充分」
86: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 20:11:59.43 ID:yTIWrxWZ0
所長「じゃあお茶淹れてくださいな。お茶菓子は確か戸棚に僕が──」
秘書「あの戸棚にあった丸ボーロは私が食べましたよ」
所長「──え?」
87: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 20:12:54.95 ID:yTIWrxWZ0
(お茶を淹れている)
秘書「所長は」
88: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 20:19:00.81 ID:yTIWrxWZ0
所長「まあ色んな理由が絡んでいるんだけど、一番はそうだなあ……。少しでも苦しんでいる人を救済する為かな、救済なんて大層なことはしてないけど」
秘書「救済?」
所長「そう。自殺を予防する機関は多いけど、自殺を勧めるところは無いでしょ?」
89: ◆0B.2KBz0Ik[saga]
2016/06/25(土) 20:21:41.99 ID:yTIWrxWZ0
所長「確かに、自殺幇助罪に引っ掛かってるよ。でも、死にたいのに生きろって言われるの、本当に苦痛なのよ。
ほら、嫌なことを無理矢理させられるときって、とても嫌な気持ちになるでしょ?それに似た感じだと思ってもらったら良いよ。
僕は相手を苦痛に陥れてまで生きて欲しくない。犯罪ってのは重々承知しているけど、人の求めるものになるだけ協力したいから自殺事務所(ここ)をやっているんだ」
秘書「…………」
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