魔剣士「やはりフキノトウは最高だ」武闘家「えっ?」
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526: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/08/30(火) 20:53:56.14 ID:GtURHtWlo

白旅人「二人部屋でいいですか」

俺は頷いた。一人でいたかったはずなのに、すっかり気分が変わっていた。
夜が来るのが怖くて心細い。


勇者ナハトが泊まっていたとかいう部屋……の真上の部屋を借りた。
料理をする気力どころか食欲すらない。

食べられるのは汁物か柔らかい果物くらいだ。
宿には小さな食堂があり、幸いあっさりしたスープが置いてあった。

女将「お兄ちゃん随分顔色悪いじゃない」

女将「特別にお粥作ってあげたわよ。これなら食べられるでしょ」

女将「ほら、サービスだから」

頭を下げた。ありがとうの一言も言えねえや。もどかしいな。
……人と話すことができない精霊の苦しみが、少しだけわかったような気がした。

白旅人「すみません、彼今話すことができなくて。代わりに僕がお礼を言います」

メルクが気を利かせてくれた。

女将「早く元気におなりなさいね」


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