65: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/03(金) 10:23:58.30 ID:hYHb1m9lO
昼飯を食べるため、こじゃれた海鮮食堂に向かうことになった。
ただし、周りにいる人間からすると迷惑この上ないんだけど。
じっちゃんやちろるのグループはそういうのには鈍感で、二人の喧嘩を茶化しては火に油を注いでいた。
海の幸てんこ盛りの海鮮丼を食べる頃には、もはや二人とも完全に分裂していた。
大部屋の端と端に位置して座した二人に呆れながら、私は苦笑いを浮かべる。
みやちゃんがちらちらこちらを見ていた。
こっちに食べに来い、ということなんだと思う。
ただ、席がもうないので難しかった。
「夜、大丈夫じゃないだろうね。どうにか仲直りさせないと」
やすはに言った。
やすはは大きめのマグロの切り身を口に入れた所だった。
箸を口に含んだまま、顔を横にふる。
「無理かなあ」
「……あゆむ、最近変わったね」
「そう?」
「でも、そっちの方が好きかな」
「あ、ありがとう」
どう変わったんだろう。
内心では焦りながら笑いかける。
「みやちゃんと私に振り回されてばっかりだったのに」
「そうだったんだ……」
「自分のことじゃん」
「うん……」
「みやちゃんは、そうやってなんでも言うことを聞いてくれるあゆむを気に入ってるんだよ」
なかなか辛辣な言葉。
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