68: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/03(金) 10:47:52.48 ID:hYHb1m9lO
午後、おそらくほとんどの子どもが待ち遠しかったであろう遊園地に到着した。
大人になっても、遊園地というのはわくわくするものがある。
ただし、訪れたのは地方の賑わってる感がかろうじてある遊園地だったが。
みんなどこから乗りたいんだろう。
蟻のように散り散りに分かれていく子ども達の背を見つめる。
やっぱり、ジェットコースターは人気だった。
先生も手を繋がれて、一緒に向かっている。
顔は少し引きつっていた。ぎっくり腰でも起こさなければいいんだけど。
私は隣のやすはを見て、ついでみやちゃん、そして上林さんの位置を確認した。
「あゆむ、あの子は放っていくから」
みやちゃんが言った。
ええっと。
「上林さんはいいって?」
やすはが聞いてくれた。
「知らない」
「みやちゃん、上林さん一人は危ないよ?」
私もやんわりと言ってみた。
「じゃあ、あゆむ行ってくれば」
みやちゃんはやすはの手を握って、ずんずんと突き進む。
「え、ちょっとみやちゃん」
やすははつんのめりながら、前に歩き出す。
一瞬こちらを振り向いて、上林さんに視線を投げた。
そっちはそっちで何とかしてということか。
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