10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
2016/06/03(金) 09:00:45.45 ID:fs9zJvp6O
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間女のように物陰に隠れ、初々しく言葉を交わす一年生二人を見て、盗み見を懺悔しながらも私は昨日の出来事と重ね合わせました。
リフレインする光景。
告白した側とされた側。
紅潮した頬も、気恥ずかしそうに泳ぐ視線も。
そんな二人を見てしまい、希望と絶望が入り交じったような表情の花陽も。
全てが昨日を思い返させる。
私もきっと、あんな顔をしていたのでしょう。
形容し難い感情を塗りたくった、仮面のような顔を。
ふと花陽と目が合うと、花陽はなんとも切ない微笑みを浮かべました。
笑みを作る気にもなれずに、私は音も無く……気配も無く、そっとその場から姿を消しました。
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