【がっこうぐらし!】慈「めぐねえハーレム?」その3.5
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12: ◆vcwOztGGw2[saga]
2016/06/08(水) 00:47:54.67 ID:pggYzM3n0
綾華「っ!」

 戦わないと。守らないと。みんなが危険にさらされる。
 まだバレてもいないのに私は焦り、手にしていた包丁をぶん投げる。
 くるくると勢いよく回転する包丁は一階の床にバウンドし、ちょうど薬局のドア前に。
 思ったより音が立ってしまった。

リーダー「――っ、まずい。薬局に急ぐぞ」

綾華「え? あっ」

 何をしたのか。自分のことでぽかんとしている私の手を握り、リーダーは走りだす。
 階段に倒れている敵の頭を殴り、乱暴に踏みつけるように前へ。薬局へと真っ直ぐ向かう。

リーダー「綾華、武器」

 短い指示。何を言っているのかは分かったけど、この状況でそれをするには難易度が高い。
 でも、やらないと。武器がないと――

綾華「ぶ、武器――」

 リーダーに手を離してもらい、落ちている武器を拾おうと身体を屈める。

男2「危ない!」

 が、そればかりに気をとられてしまった。
 薬局の前にいた一人。それに気をつけていなかった。
 立っているだけだったかれが、私の方を向く。

綾華「……!」

 感情を感じさせない目。文字では表せない歪な声を上げ、奴が手をのばす。
 包丁を手に、私は動けずにいた。

リーダー「綾華!」

 手が私を掴み、顔が近づこうとしていたその時。リーダーの鉄パイプがそいつの頭を殴打した。
 私を掴んでいた手が離れる。殴打の衝撃で無理矢理だったからだろう。爪と擦れて二の腕に痛みが走った。

綾華「いっ、つ……」

リーダー「悪い。行くぞ」

 痛い、けれど止まるわけにはいかない。
 横をちらっと見たけど、包丁の音につられて奴らが何体かこっちに来ていた。
 この結果は私が招いたこと。せめてこれ以上迷惑をかけないように薬局へ入らないと。


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