30:名無しNIPPER[saga]
2016/06/17(金) 17:58:40.65 ID:koNidqkx0
……
狼少女「なに……?」
のんだくれ「…………お前さぁ」
のんだくれ「獣、いや………………化物だろ」
狼少女「っ!?」
のんだくれ「人の姿に化ける、化物の獣……っといや、身構えるなよ……べつに、誰にも言いやしねぇさ」
狼少女「……どういう、こと。なんで……」
のんだくれ「昔とった杵柄でね。……そいつの毛でも一本あれば、そっから化物かどうか、判別できる」
狼少女「うそっ……」
のんだくれ「ははは、まぁ酔っ払いのたわごと、と思って聞いてくれ。……オレは、お前は化物だが……いい化物だと思ってる」
狼少女「昔の杵柄って、なに」
のんだくれ「……っとと、かえって不審がらせちまったか。……んー……いわゆる、神官職についてたことがあってな」
狼少女「神官……! ……って、化物を見抜けるの?」
のんだくれ「いんや。オレは、独自に化物ども、そして化物を信仰する者どもとの、融和の道を探っていた。……それが原因で追放されたんだが。とにかく化物信仰、邪神崇拝なんてのと関わる中で、身に着けた術ってわけ」
狼少女「じゃあ……その方法で、村の全員を」
のんだくれ「無理」
狼少女「えっ」
のんだくれ「…………一回やんのに、相当量の酒を飲まなきゃならんのよ。……連続でやったら、死んじまう」
狼少女「……」
のんだくれ「だから、一人だけだ。……一人だけ、正体を確かめてやる」
狼少女「…………どうして、わたしが獣と知って、信用を」
のんだくれ「一番は、……狩人が死んだと知ったときの、反応だ。……演技ではないと思った」
狼少女「……けど」
のんだくれ「元々、いい化物がいると信じて、融和を目指してたんだ。…………また、信じさせてくれよ」
狼少女「………………分かった。……お願い」
のんだくれ「……で、どいつをあばく?」
狼少女「……」
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