モバP「痛くなければ覚えませぬ」
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175: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/06/25(土) 22:42:17.59 ID:e6Hz8Gyk0
……
とね…それだけじゃなくて…いや、それも少し関係あるんだけど…。
…ぶっちゃけるとね?
アイドルになって箔を付けたらイイオトコが寄って来るんじゃないかって期待してたの…。
…あたしはこんなおっぱいだし、たぶんアイドルの前にグラビアが付く方のアイドルになるんだろうなって思ってたんだ。
掃いて捨てるほどいるグラドルのうちの一人。
…でも、腐ってもアイドル。
一山いくらのグラドルでも素人にとっては高嶺の芸能人で…しがない公務員よりかはイイオトコをゲットできる可能性があるんじゃないかって。
そんな打算があったの……。
あははは…今から思うと酷すぎよね〜〜ホントどうかしてたわ…。
でね、テキトーにグラドルやってテキトーなところで男作って辞めちゃうか、なんて打算を腹に秘めながら…彼と出会ったの。
も〜びっくりしたわね!
開いた口が塞がらなかった!
開口一番、『トップアイドル目指して頑張りましょう』だなんて…。
アンタあたしの履歴書に目ぇ通した?っていきなりタメ口きいちゃったわ。
そしたら『読みました、そして実際にお会いしてイケると確信しました。片桐さん!トップアイドル目指しましょう』って、ものすごいキラキラした目で言うのよ…。
アンタ、結構若く見えるけど…そう確信できる根拠って何?って聞いたら『勘です!』って。
ほんと笑っちゃう…。
その後もこっちが恥ずかしくなるくらいずっとあたしの色んなところ褒めてくんの!もう褒め殺しよ!
もしそれを街角にいるナンパ男なんかが言ってきても真に受けたりしないんだけど、彼の真っすぐな目で、打算なんか感じない目で、懇切丁寧に褒められちゃうと、なんだかほんとうにそうなんじゃないかって気になってきちゃって…。
ええそうよ、あたしは乗せられやすいわよ…。
そんなわけで半分ノリで表面上はトップ目指してがんばろーってあたしのアイドル人生はスタートしたの。
でもやっぱり半分は、隙あらばイイオトコ捕まえてさっさと辞めてやるってね…あはは…。
グラビアの仕事はあるにはあったけど思ってたよりずっと少なくて…彼が相当気を使ってくれてたみたいなんだ
。露出は手っ取り早く人気を得るには良いけど、上手くやらないと『そういう色』がついちゃうからここぞという時しかやらせないってね。
レッスンしてライブしてガラガラで…でもその次は少し増えてて、その次はもっと増えてて…。
しかもCD出しちゃったり、深夜だけどTVにも出ちゃったりして。
あたしみたいなの売り出すためにアイツどれだけ頑張ったんだろ……。
しばらくたって気付いたの。
あれ?これアイドルじゃん?あたし普通にアイドルやってるじゃん?え、こんなに楽しくて良いの?アイドルめちゃくちゃ楽しい!
で…そんな風に思えるようになってた頃にはもう彼のことが好きになってた…。
収入はパッとしない。ルックスもまぁ…世間的には…普通なのに…。
顔を見ながらだとまともに喋れなくなるぐらい好きになっちゃってて……あたしの口から出てくるのはいつも冗談ばっかり…はぁ……。
自分としてはスキンシップで必死にアピールしてたつもりなのにそれは……はぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜あの頃のあたしをシメたい〜〜〜〜〜はぁぁぁ〜〜〜〜……。
ぅぅ………。
で…、彼とすごく揉めた日があって…………。
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