モバP「痛くなければ覚えませぬ」
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288: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/07/18(月) 21:59:27.65 ID:0DPnGgFZ0
読書中の集中力が極限にまで高まるとまるで本当に本の世界に入り込んでしまったように感じられることがあります。
その状態になると、紙に印刷された文字の羅列でしかなかったものがにわかに形を成し色彩を得て音や匂いさえも纏い出し、
ページを繰る意識もなくなり、遂には自分がその物語の主人公と同じ存在になったかのように彼や彼女の人生をありありと
追体験することが可能となります。
通常では体験し得ないことを経験する(正確には経験した気になっているだけですが…)ということの魅力は、
それが例え虚構であったとしても、又数限りない娯楽の溢れる現代にあっても、私を書に向かわせるにはいまだに十分過ぎるほどです。
今もこうしてお気に入りの場所である事務所の隅のソファに座って読書しているのですが、自分自身の集中力の高まりを感じます。
ほとんどの方が帰宅してしまい静まり返っている空間であるというのも本への没入を促してくれる一つの要因でしょう。
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