【R-18】平和になったその後に【安価】
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10: ◆uda3OPHnPE[saga]
2016/06/22(水) 03:50:22.08 ID:0EunTTbFO
ロズ「……その話ね」

 ロズは嘆息。今まででリーンから何度もそういう話はされてきた。魔王の血が少なくなってきた今こそ、子孫のことは考えるべきだとか、魔法、魔力の素養を持つ子供を産むには女性相手がいいだとか。
 けれどいまいちロズはやる気になれなかった。
 国の一大事が去って数年。平和にこそなったものの、まだ自分がそんなことをする時期でもないと思うのだ。

リーン「数年面倒を見てきましたし、私もあなたの子供を見てみたいくらいには情がわきまして……あと単に魔王の一族が心配で」

ロズ「口調戻ってる」

 もじもじとしはじめたリーンへツッコミ。
 子孫のことはどうでもいいかと考え、ロズは小さく息を吐く。

ロズ「じゃ、そのメイドを探してさっさと出発するよ」

リーン「あ、はい。ロズ、頑張ってくださいね」ニコー

ロズ(さっきまでの威圧感がさっぱりと……)

 子供みたいな笑顔を浮かべる魔神、リーンに見送られ、ロズは謁見の間を出た。

ロズ「魔王派に人間の街、子孫ね……」

 大変そうだが、いい加減城に詰めて書類とにらめっこする日々にも飽きてきたところだ。
 ロズは大きく伸びをし、首を回す。

ロズ「……頑張ってみよう!」

 期待と不安、やる気。一瞬目をぱっちりと開き、元気よく言った彼女はまたすぐに気だるげな目に。

ロズ「……面倒そうだけど」


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