73: ◆uda3OPHnPE[sage saga]
2016/12/20(火) 06:48:58.47 ID:4Pi1ZooPO
女王様 9/10
夜の街を気ままに進んでいく。大通りからふらっと路地へ。人気のない通りを適当に進み、すれ違う人を眺めて、道にところせましと並ぶ建物を見て。
なんてことはない都会の風景。けれど魔王の城で長い時間を過ごしてきたロズには珍しいものであった。
しばらくは飽きそうにないくらいに。
だからだろう。
ロズ「……ひとけがない」
まったく人がいない裏路地に気づかぬ内に入り込んでしまったのは。
ロズ「暗い……夜に来る場所じゃないね。昼にも来ないけど」
つまり普通なら来ない場所である。何もないし。
キョロキョロと辺りを見回し、ため息。来た道を戻ろうかと振り向いた時。
??「……」
無言で歩いてくる人物が一人。綺麗な女性だった。ロングの暗い茶色の髪を揺らし、抜群のスタイルを見せつけるかのように堂々と歩いている。
……が、彼女の姿を見てロズは違和感を覚えざるを得なかった。
ちょうど身体の中心、縦のラインが空いている胸の谷間やへそが丸見えな黒のボンテージのビスチェ。下は同じくボンテージのショートすぎるパンツに網タイツ、ガーター。
裏路地とはいえ街の中。間違いなく変質者である。
人間の街にはこのような変態もいるのか、などとロズが呆気にとられていると彼女は手をヒラッと振り、微笑。
??「こんばんは、お嬢さん」
ロズ(普通に挨拶してきた……)
??「ねえ、私と遊ばない? 見たところ女性に興味はあるみたいだけど」
ニヤリと笑みを変えロズの前へ。胸を寄せて近づいてくる。
大きな膨らみが両腕に押さえられ、溢れんばかりにその存在をアピールする。こんな怪しい状況だというのに、ロズは思わず見とれてしまった。
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