39: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2016/06/30(木) 21:18:52.35 ID:GUujIImdo
3月23日
昼 海洋連合 ラバウル総司令部
夕張F「……ソ連籍を名乗る大型輸送船が最外殻域から代表とのコンタクトを求めています。それから『私は諸君らの楽園への導き手である』とのモールス信号を一分おきに発信している模様」
長月「だーかーらー。そちらの提案はとても了承できるものでないと何度も言っているだろうが!」
夕張F「ご、ごめんなさい」
長月「あ、いやすまん。お前にじゃなくてその向こう側に居る連中にだな……」
夕張F「先ほどの旨をそのまま打電しますか?」
長月「いいや。了承できないと強く言っておいてくれ。鬱陶しいモールスもやめろとな。公海法の迷惑防止条例違反だからな」
夕張F「了解」
茶色妖精「公海の迷惑防止条例なるものが存在するのでござるか。いやはや、初耳でござるが」
長月「いや、そんなもの無いぞ。法の条例違反なんて矛盾してるだろ」
茶色妖精「……」
嶋田「ここ数日でソヴィエトもしつこいな」
茶色妖精「長月殿、絶対に提案に乗っては駄目でござるぞ」
長月「わーかってるよー。しかし奴ら艦娘ばっかり欲しがるが、妖精が居なきゃ戦いも出来ないことを知らないのか」
嶋田「致死弾頭にも弱いことも知ってる筈だがな」
茶色妖精「別に戦闘だけが艦娘の使い道ではござらんからな。劣悪な労働下で駒となる存在とも見られますし、致死弾頭があるお陰でむしろ御しやすくて望ましい」
長月「……なるほどな。艦娘のテクノロジーは何にでも活用できると。ソヴィエト式の労働にはぴったりなわけだ」
嶋田「戦闘だけでなく今後も見据えるってか。未来志向なのにどうしてだろう……凄く土臭いな」
長月「そりゃ人民の汗のニオイだ。血まみれのボリシェビキが作った国には未来永劫そのニオイが付き纏う」ケラケラ
嶋田「体制批判も良いが、同志に後ろから刺されても俺は責任持たないぞ」
長月「はぁ……他国を馬鹿にしたって虚しいだけだな」
茶色妖精「長月殿、元気を出すでござる」ポンポン
夕張F「代表……」
長月「またソ連船か? そろそろ水雷戦隊に威嚇攻撃の準備がいるな」
夕張F「いえ、ポートダグラスへ向かったAD28輸送船団からです。現地で受け取るはずの輸入品が全く用意されていないとの報告が」
茶色妖精「なんと!?」
長月「……オーストラリア政府からの事前通告は」
夕張F「全くありませんでした。ダグラス港湾要員は輸送業者の不手際により準備が出来なかっただけ、との説明を繰り返すばかりのようで……」
嶋田「露骨だな」
茶色妖精「人間とはここまで愚かな……次は自分たちであると何故理解出来んのだ」
長月「取引レートを上げるは消極的サボタージュするわ、やりたい放題というかなんというか」
茶色妖精「秘密裏に取り付けていた協定を無視する国ばかりではござらんか!」
嶋田「怒ってもどうにもならんだろ」
茶色妖精「信義にもとるとはこのことでござる!! いい加減制裁を含めた措置をですな――」
長月「人間の不興を買うと理解して、それでも制裁やるメリットってあるのか?」
茶色妖精「こちらが干上がる前に対処が必要でござる」
長月「補える範囲では物質転換装置フル稼働させて対応しよう。力に訴えるのは最終手段だ」
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