96: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2016/06/30(木) 23:57:06.01 ID:GUujIImdo
お前は未来には過去の幸せだった日々よりもっと凄いことが待ってると、それを信じていると言ったじゃないか。
長月「一人の男は艦娘の幸せを望んだ。それから私たちは変わった」
長月「だから私たちは自身の幸せと男の幸福を望んだ。結果としてその望みはあっさりと崩れた」
長月「それは今でも悔しくて仕方ない」
戦艦水鬼「我慢できるのか……なんでお前はそんなあっさり捨てられるんだ!!! どうして!!!」
長月「悔しさも含めて私だから」
長月「この世界もまた一つの可能性にすぎない。私はここでの生を全うしたいんだ」
戦艦水鬼「……生を全うするとは幸せ以外にあるのか」
長月「きっとあるよ。我慢や意地で言ってるんじゃないからな。私の信じてる未来への希望ってのは何もかも全部幸せってわけには行かないだろうけど」
航空戦艦棲姫「…………」
長月「悔しくて泣きじゃくって、勝てなくて恨み事言い続けたって良いじゃないか。それも味ってやつだ」
長月「最後は、それも幸せだと思えるようになるさ」
戦艦水鬼「……無理だ。信じられない」
長月「日向もお前と同じだったんだよな〜」
戦艦水鬼「……」
航空戦艦棲姫「……」クス
長月「こっちの世界で生きるのを選んだくせに覚悟は決まってなくてな。後になって彼の居ない未来が云々なんて言ってた」
航空戦艦棲姫「それどころかな、私の一部は最初全部壊すつもりでこっちへ戻ったんだぞ」クスクス
長月「やっぱりそうか。恋は盲目というか」ヤレヤレ
航空戦艦棲姫「長月だって『もっと一緒に過ごして欲しかった』とか言って泣いてたじゃないか」
長月「見てたか。そりゃ私だって感情くらいある。本当に一緒に過ごしたいし」ケラケラ
戦艦水鬼「……なら手を伸ばせば届くのに」
長月「あっちの世界でお前に晴向が居たように、出会えるさ。きっと、同じくらい素敵な奴らとの出会いが待っている」
戦艦水鬼「……晴向」
長月「信じろ。私たちの未来はバラ色だ!」ニッ
戦艦水鬼「……どこかで見たことがあるような笑顔だな」
長月「同じ男は見つけられずとも、いい男はこの星に幾らでも眠ってるさ」
戦艦水鬼「……ああ、そうかもな」クス
航空戦艦棲姫「おや」
長月「気は変わったか?」
戦艦水鬼「思えば私も浮気性だからな。二つの世界で二人の男を愛せるんだ。三人目、四人目もすぐ見つかるだろう、と自分を納得させておく」
長月「そういうことだ」
戦艦水鬼「その点日向は凄いな、一途だ」
航空戦艦棲姫「我ながら、その点は誇りだよ」
長月「あははは! お前、違う日向のくせに」
航空戦艦棲姫「いや、だから元は」
戦艦水鬼「はははは!! その言い訳、ずっと使う気なのか?」
航空戦艦棲姫「も、元は私なんだ! 私だってお前らの知ってる日向の一部なんだ! そんなに笑うな!」
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