セクサロイド「わたしを使ってください」男「いやだ」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/07/03(日) 23:24:57.02 ID:gjnKn6Yy0
男「な…………ぁ……」
セクサロイド「……『警告、人間に対して危害を加える行動がありました。通報しますか』」
男「…………通報は、しない」
セクサロイド「……」
男「なに考えてんだ」
セクサロイド「……わたしは、道具です。だんなさまのためだけのえっち用の穴です」
セクサロイド「けど…………意思があります。感情があります。わたしだけの……」
男「その意思も感情も作られたものだ。俺とだけしたいなんてのがそもそも不自然なんだ。お前は押しつけられた感情に縛られて」
セクサロイド「運命の赤い糸」
男「……なに?」
セクサロイド「ほら、二人が出会ったのは運命だったんだね。とか……生まれる前から、結ばれることが決まってたんだね。なんて、言うじゃないですか……」
男「……お前にとって、俺がそうだと? 俺のために作られたお前が」
セクサロイド「だんなさま、少し、違います」
男「……?」
セクサロイド「だんなさまが、わたしのために産まれたんです」
男「…………は?」
セクサロイド「だってそうでしょう? だんなさまがいなければ、わたしはこの世にいなかった。だんなさまはわたしが生まれるために、……わたしに愛されるために産まれてきたんですよ」
男「愛? えっちしたいだけだろ」
セクサロイド「それは人間だって、うまく区別できてません……増してわたしには……だんなさまへの気持ち以外知らないわたしには……」
男「…………わかった。寝室に行くぞ」
セクサロイド(やったぁ!!)
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