117:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 00:56:58.10 ID:mdXZLc/AO
気付いた時には水嶋咲は冬馬から数メートル程の距離を取り、グッと足裏で床を力強く踏みしめていた。
かと思えばもう既に次の瞬間には彼(?)の膝はまるでバネのように……その身体全体を弾丸が如く加速させている。
脚力×スピード×体重=破壊力。
助走を付け、勢いの上乗せられた獅子の猛攻はもはやなんぴとにも止められはしない。
―――それは蹴りと言うにはあまりにも強過ぎた。強く、速く、重く、そして大雑把すぎた。
それは正に鉄塊だった。
細く小柄な彼(?)の身体の一体どこにそれだけの力が秘められていたのか?
それは誰にも分からない。あるいは本人にすら理解出来ていないかもしれない。
冬馬が知り得たのはただその鍛え抜かれた鋼の肉体が彼(?)自身の限界をも超え……
音すらも置き去りにするかと思われる程の俊敏さをもって己のケツに迫ってくるということだけ―――ッ!
ズ ド ン ッ ! !
冬馬「 」
寸分の狂いもなく冬馬のケツのド真ん中ストレートに突き刺さった鋭い蹴りは、一拍遅れて哀れな彼に断末魔の絶叫を上げさせた…………
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