32:名無しNIPPER[saga]
2016/07/22(金) 21:53:03.67 ID:iM37NyuX0
第2話 世界の求めること
「父さん、なんで人間は、人間なんだろう」
「ん? どうした突然」
「僕たちはどうして、人間は人間だと思うのかなって」
「ほぉ、いいところに目をつけた、来なさい」
父はそういうと嬉しそうに僕の頭をなで、暖炉の前の肘掛け椅子に座らせた。
「いいかい、私たちが人間を人間と意識するように、人間も私たちを魔人と認識しているのだよ、それは一言でいえば生理的にそう認識してしまっているとしか言えないね」
「生理的?」
聞きなれない言葉に、僕は首をかしげた。
「元をたどれば魔人も人間もこの星から生み出された者なのだよ、ただ、魔人と人間は生まれながらに持っている能力が違った」
「……その違いが、僕たちに人間を人間だと思わせてる?」
「そうだ、なぜそのような違いが生じたかはわからないが、今私たち魔人が人間と戦争をしている事自体が、目的の一つなのではないかと私は考えているのだよ」
「…?? どういう事?」
「……この話は、お前にはまだ早かったかもしれないな、さぁもう寝なさい。 明日も早いぞ」
117Res/79.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20